モーズリー(イギリスの物理学者 1913年)は、「特性X線の波長の逆数の平方根が原子核の電荷(原子番号)と直線関係にある」を見出しました。
これにより同位体の存在が認識され、原子核の質量と原子核の電荷そして原子番号の物理的・化学的関係の意味が整理されました。
具体的には周期表のどのポジションが未発見であって、その未発見の元素を予測する事が周期表から科学的に可能となったのです。
つまり、周期表のシステムが確立した事を意味したのでした。
彼は、第一次世界大戦時イギリス軍工兵隊に所属して出征。
ガリポリの戦いに従軍中に狙撃兵に撃たれ戦死、27歳だったといいます。
生存していればノーベル賞の受賞は間違いなかったといわれていました
(ノーベル賞は基本的に研究の資金援助の性格を持つため生存者にしか授与されないのです)。
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